企業は着手必須?! 知られざる「DX」の定義・必要性・成功事例・導入方法を解説

メディアや広告で耳にする機会の増えてきたDigital Transformation「デジタルトランスフォーメーション」又は「DX」という言葉について、その定義や対策方法までは理解できていない、という方もいるのではないでしょうか。DXには様々な定義がありますが、概念を一言でいうと「IT技術を取り入れて人々の生活を豊かにすること」です。企業が競争力を強化して持続可能な事業を確立するうえでは、軽視できない取り組みと言えます。
そこで今回は、デジタルトランスフォーメーション(以下 DX)の定義をはじめ、必要とされる理由や推進事例、成功事例、日々の業務における導入方法などについてわかりやすくご紹介します。ぜひご参考ください。
DXとは、デジタルトランスフォーメーションの定義
DXとは、エリック・ストルターマン教授が提唱した「進化し続けるIT技術が人々の生活を豊かにする」という意味を持つ概念です。定義についてはあらゆる組織が独自の見解を主張しているため、一概に言い表しがたいのが現状です。ただし、2019年7月に経済産業省が発表した「デジタル経営改革のための評価指標」では、DXの定義が以下のように記されています。
企業がビジネス環境の激しい変化に対応し、データとデジタル技術を活用して、顧客や社会のニーズを基に、製品やサービス、ビジネスモデルを変革するとともに、業務そのものや、組織、プロセス、企業文化・風土を変革し、競争上の優位性を確立すること
「変革」という言葉が多く使われていることから、ただIT技術に順応するのではなく、それをきっかけに新たな価値観を生み出したり、従来の枠組みに捉われない働き方の実現からビジネス上の差別性を生むことこそが、DXの真の定義だと考えられそうです。
つまり、DXとは「デジタルを使ってビジネスモデルに変革を起こすこと」と言えます。
デジタルトランスフォーメーション 成功事例
海外にも日本にも様々な企業がデジタルトランスフォーメーションを行って成長し続けてます。
そのデジタルトランスフォーメーションの成功事例を分かりやすくまとめました。
つまり、デジタルトランスフォーメーションとは、デジタル技術を実装して顧客体験を向上させ、最高点に満足させる事です。
デジタルトランスフォーメーション(DX)が必要とされる理由

では、企業においてDXが必要な理由には、どのような点があげられるのでしょうか。
ビジネスモデル変革
経済産業省「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)」における定義では、DXを推進している企業について以下のように述べられています。
DXを推進している企業は、単に優れた情報システムの導入、データの利活用をするにとどまらず、デジタル技術を前提としたビジネスモデルそのものの変革及び経営の変革に果敢にチャレンジし続けている企業であり、当該企業のさらなる活躍を期待するものです。
引用:「デジタルトランスフォーメーション銘柄(DX銘柄)2021」の選定に向けたアンケート調査を開始します (METI
昨今、市場ではディスラプション(破壊的変化)が起きており、変化を起こす中心となるのは「IT技術を活用して新しい変化を生む企業」だと考えられています。つまり、テクノロジーの進化によるデジタル化や、グローバル化によってビジネス環境が多様化するなか、自社のサステナブルな事業を確立させるには、ビジネスモデル変革の推進が不可欠なのです。
働き方改革
企業が持続可能な成長を続けるには、生産性や業務効率の向上が求められています。特に、世界的な感染症の拡大から急速に広まったリモートワークへの対応や、時間と場所にとらわれない働き方は、特に管理部門のDX化によって実現する部分が大きいと言えます。
例えば、ソフトウェアロボットにより一連の作業を自動化するRPA(Robotic Process Automation)の導入や、クラウドの活用によって業務に関わる各種書類を電子データ化して保存することでペーパーレス化を実現するといった施策が考えられます。
働き方改革の文脈では、特に人事労務の領域でのデジタル化が加速しており、「HRTech」の市場が拡大しています。さらに昨今のリモートワークの広がりで、非接触型ビジネスへの転換が求められていることから、今後もDXの取り組みは加速していくと考えられます。
DXを推進するには
株式会社電通デジタルが発表した「日本企業のデジタルトランスフォーメーション調査 2020年版」によると 、日本企業の74%がDXに取り組んでいるとのデータがあります。前年度と比較すると4%増加していることから、着実にDXの推進が拡大していることが読み取れます。また、DXに着手している企業の約50%が成果を実感していることも明らかになっています。
一方で、DXを推進していくにあたっての課題もあります。
DX人材の採用・育成が急務
DX推進にあたっては、旗振り役となる人材の採用・育成が急務となっています。特にDX人材は、深い専門性も求められるため、多様な人材を受け入れる組織づくりが必要です。また、既存の人材もメンバーシップ型からジョブ型の働き方に対応することが求められ、従業員が自律的に働けるように権限を委譲していくことが大切です。
自社でDXを実現するには、まずは日々の業務変革から取り組みましょう。特に、勤怠や経理などの管理部門にとっては、部署と一般社員双方における業務効率化の大きなメリットがあります。

まずは面倒な社内業務の代表格である「経費精算」から変革
DXの推進には、競合他社との差別性を磨きつつ、デジタル化によるビジネスの強化、そしてビジネス環境の変化を踏まえつつDXに取り組むことが大切です。そのために、まずはリモートワークやペーパーレスを常態化して、DXに順応した組織づくりを始めましょう。そのなかで、非効率業務を効率化・自動化して、個をエンパワーメントしていくことが求められています。
特に非効率業務としてDX化が進んでいる「経費精算」の領域においては、クラウドキャスト株式会社の「Staple(ステイプル)」を導入してみてはいかがでしょうか。こちらは、経費立替や精算作業を限りなくゼロに近づけることを目的としたクラウド型経費精算サービスです。スマートフォンのStapleアプリで領収書やレシートを撮影しデータで管理することができるので、ペーパーレスによる働き方改革を実現できます。
さらに、「Staple(ステイプル)カード」も合わせて使用すれば、さらなる効率化を実現することができます。Staple(ステイプル)カードは、国内外のVisa加盟店にて利用できる法人プリペイドカードです。与信審査がないので、設立して間もない企業も導入できますし、上述したStaple(ステイプル)と一体化しているため、経費精算の工数削減に役立てることができます。
「DXの一環としてペーパーレスに着手したい」「経理業務の効率化を図りたい」という企業は、ぜひこの機会にStaple(ステイプル)の導入をご検討ください。
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